2017年01月25日更新

上田晋也のニッポンの過去問

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区に雇われた警備員が中学教師を殺害した事件。この事件、犯人も、犯行動機も分かっていて、遺体もあり、秘密の暴露もあり、自供もある…

放送日: 2017年01月25日（水）

出典：http://jp.pandora.tv/

番組内容

区に雇われた警備員が中学教師を殺害した事件。この事件、犯人も、犯行動機も分かっていて、遺体もあり、秘密の暴露もあり、自供もある、それなのに、刑事事件に問うことができませんでした。なぜか。　その理由は公訴時効、いわゆる「時効」です。1978年に起きた事件のため、犯人が出頭し、自供しても、刑事事件としては認定されず、その後も、犯人は普通の生活を続けました。1978年に起きた事件のため、犯人が出頭し、
自供しても、刑事事件としては認定されず、その後も、犯人は普通の生活を続けました。　しかし、当然ながら、それでは遺族はおさまりません。　刑事から、民事、損害賠償へと手を尽くし、裁判所も法的に多少アクロバティックな解釈をほどこし、なんとか4000万円を超える賠償金を、犯人の男に請求することができました。もちろんそれで被害者が帰ってくるわけでも、遺族の心がおさまるわけもありませんが、
それにしても、なぜ「時効」というものは存在するのか。現在はそれがどうなったのか。　足立区の事件をきっかけに「時効」というものの存在意味を考えます。
上田晋也（くりぃむしちゅー）
◇番組HP http://www.tbs.co.jp/nippon-kakomon/
番組の内容と放送時間は変更になる可能性があります。